昔はコンビニエンスストアでこんなにも色んな事が出来るなんてほとんどの方が想像が出来なかったと思います。
大体の商品がそこにあり、例えばアーティストのチケットだって取れる。
もちろん生活用品もあり、イートインが備わっている店舗はそこでお湯を注いでカップ麺を食べられます。お酒だって昔は限られた店舗にしかなったはずなのに。。うるさくさえしなければそこで一杯いけるじゃないですか(笑)
宅急便の受け取り、発送だってネットで手続きして一瞬で発送可能!
なんと、切手の販売や代行収納(税金や光熱費)の支払いだってOK!
おまけに現金がなくてもクレジットカード払いOKどころか電子マネーやチャージも出来て、ATMすらある。
ん??
他に何がいるんですか?
と言うくらい全てが揃っているコンビニが全国に何万店舗もあり、それが本社を通じてデータ管理されている事でしょう。
世の中は変わりました。
ドラえもんの世界は夢物語なんかではないと、もはや思っていても笑えないような変わりブリですよね。
その他にも居酒屋のメニューはタブレット画面のタッチパネルで注文し、siriと会話して、コンシェルジュのコンピューターが教えてくれるなんて、バックトゥザ・フューチャーの世界そのものです。
◆変わらないのは人間の中身
物は溢れ、技術は発達し、何もかもが変わったのに変わらないのは人間の心。
喜怒哀楽や嫉妬、欲望が渦巻いている様はさほど変わっていないのは何故なんでしょうか。
技術が発達したおかげて「技術が発展して本当に良かった…」と菩薩のような笑みで答えてくれる人ってそうそういないですよね。
さすがに殺し合いは無くなりましたが、今度はストレス社会だと言う事で、ウツ病の方が増えたり、飽食時代のおかげで昔にはなかったような病気が出てくるようになりました。
誰しも何かに悩んで必死でもがく様は、いつの時代も変わらない。
仕事のあり方や種類はこれからはこの時代にあった物に成り代わっ行くと思いますが、全ての仕事は、全て人とする物な事は変わらない。
ロボットが成り替わり既存のあらゆる物が代用され、新しい仕事が出来ても、ロボットが人間に発注するような時代はまだ来ないと思うわけです。
あくまで仕事の対象は人だと分かっている人と、分かっていない人だと、全く違う物になってしまう。
一人で仕事が出来る時代になったからこそ肝に銘じるべきかなと思います。
◆上場企業もベンチャーも個人も
私は上場企業に勤めた事もあり、ベンチャー企業で会社が大きくなっていく様も体験し、個人活動もして来て確信している事があります。
それは、全て仕事は人対人であるという事。
人の満足感はデータやネットだけでは測れません。
例えばある程度の企業になれば、売り上げや傾向、次なる戦略はデータを元に判断していく事になりますが、それを提案したり実行する上では同部署の人との仕事になります。
その企業が商品を販売する仕事だったとしても、周りの人との仕事がメインになる以上、データではなく人を見て仕事をする必要があります。そして評価を下すのも人間。
ベンチャーになると、人対人の側面がより一層強くなります。現場をこなしながら監督もする。おそらくタクシー会社だって、アプリ制作会社だって同じく、扱う商品は違えど人気が出るには様々な人に信用してもらわないといけない。
個人事業なんて言うのは、まさに「己の顔」如何ではないかと思います。
一時の隆盛はあっても、その継続には必ず自分以外の何かが働く物です。
今は遊びから発展して起る事業も、既存の事業もごっちゃになっていますが、関わる人の考え方を聞く事、その中で自分の答えを持つ事。
そして、その事を踏まえて行動する事。
人と絡まなければ、これを本能で踏まえて動く事はなかなか難しい事です。
今は人の意見に左右されない、人の目を気にせずに動かないといけない風潮が高まっていますし、実際にそんな時代です。
ですが、自分の為に人が自分に対してどう見ているか冷静に見極めた方が良いと思っています。
人の目を気にすると言う訳ではなく、自分の成長の為に人と関わり、客観的な目で自分と向き合う事で人との関係性もきっと上手く行くはず。
今の時代は下手をすると排他的な考えになる人も増えそうな気がします。
そんな人が増えないようにと願います。